ベトナムの赤ひげ先生奮闘記・眼科医の服部匡志医師



ベトナムの赤ひげ先生こと、眼科医の服部匡志(はっとりただし)先生は、

多くのベトナム人の眼に光を取り戻すため、無償で診療を続けている。


彼は、神の手を持つと言われるほどの腕前だが、利欲に走ることなく

ベトナムでの診療に必要な費用を稼ぐために、一年の半分を日本で過ごす。

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※http://i1262.photobucket.com/albums/ii603/poste-vn/Japanese/4-1.pngより引用


 日本では、主に、各病院からの要請に基づき、難しい手術をこなしている。 
  
           
なぜ、このようなことが出来るのかと言うと、

人間としての優しい心の持ち主だからなんですねえ。


本来彼の心は、医者には不向きなほど繊細で

ガラス細工のように、壊れやすいものだったんですねえ。

   
 それを象徴するのが、高校生の時、胃癌で苦しむ父親を何とかして

遣りたいと言う家族の思いとは、裏腹に、

医師や看護師が事務的な対応として

不用意にも、


「あの患者は、先が長くないのに、家族がうるさくて困る」


的な発言をたまたま聞いてしまい、医者や看護師は、人の命を救う


「神様的な存在と信じていた」


純真な青年の心は、裏切られ、「人間不信」に

陥ってしまったのでした。


 高校2年生の時、父親が亡くなった後、しばらくして、

糸の切れた凧のように家を出て、1か月間、

一人で北海道を彷徨ったのでした。


 そんな彼を救ったのは、旅先で、いろいろな人が親切にしてくれるんですねえ。

人の心の温かさに触れて、いつしか彼の、氷で閉ざされた様な心も、

次第に融けて行った訳です。

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 心が折れた原因となった、病院での出来事から、逆に、自分と同じような

思いをする人々を無くしたいと、考えるようになり医者を目指したのでした。


  こうしたことが原点にある、服部先生には、ベトナムでの医療活動は

水を得た魚のような心境ではなかったかと思われます。


それは、ベトナム人の暖かな心が服部先生の心も癒してくれるからだと思います。


彼のベトナムでの功績が認められ、2007年にベトナム保健省より

人民保健勲章が送られました。


 正に、人として、心と心を繋ぐことが生きる証だと言うことを

ベトナムの赤ひげ先生は、我々に訴えかけています。